日本IFToMMの紹介:

1.概 要
2.実行委員長挨拶
3.会則
4.ロゴマーク


1.概 要
 日本IFToMM会議は,1969年に創立されたIFToMMの趣旨に呼応して,1978年7月に設立され, 1979年7月に我が国の代表としてIFToMMに加盟しました.加盟するにはIFToMM本部に対して年会費を支払う必要があり, 本来は国単位で加盟し学術会議など介して国の予算で年会費を支払うべきものですが, 我が国では私共,日本IFToMM会議の会員会費からその年会費を拠出して国家に代わって国際学術交流を担っているのが大きな特徴です.
 現在,個人会員約100名,賛助会員1社の参加を得て活発に活動していま.その運営には,本会議の総会で選出された20~25名の実行委員があたり,世界における機械工学分野の動向を紹介したり,先端技術を課題とした国際会議の情報を伝達するなどの活動を行っています.また,国内の研究・技術交流を活発にする目的で,1995年から本会議主催による日本IFToMMシンポジウムを開催しており,2021年に第26回を数えました.IFToMMの世界組織の中では,とくにロータダイナミックス,ロボティクス・メカトロニクス,リンク・カム機構,マイクロメカニズム等の部門の活動が我が国のイニシアチブにより進められており, 日本IFToMM会議の参加活動が諸外国から高い信頼を得ています.
 その結果,日本IFToMM会議の実行委員を主要メンバーとして,国際会議RoManSy 2008,IFToMM Asian Conference on MMS 2012, RoManSy 2020を主催してきました.また,本会第7代実行委員長である中村仁彦先生が2012年~2015年度IFToMM本部の会長に就任し,IFToMM全体の活動に貢献しました.
 さらに今般,4年に1度開催されるIFToMM世界会議(IFToMM World Congress)を2023年11月に,日本IFToMM会議が組織して開催することになり,その準備を鋭意進めています.
 日本IFToMM会議は,今後もIFToMMとの連携と我が国における学術交流の発展のためにさらに活発に活動してまいります.


2.実行委員長挨拶
 日本IFToMM会議の第11代目実行委員長の小森雅晴と申します.
 日本IFToMM会議は,機構と機械科学の分野を中心としてロボティクスやバイオエンジニアリングまで幅広い分野をカバーし,それらの分野の学術の発展に寄与してきました.特に国際的な交流活動を積極的に行っており,1984年にはInternational Symposium on Design and Synthesis,1993年には1st IFToMM International Micromechanism Symposium, 2008年には17th CISM-IFToMM Symposium on Robot Design Dynamics and Control (RoManSy2008),2012年には2nd IFToMM Asian Conference on Mechanism and Machine Theory, 2020年には23rd CISM-IFToMM Symposium on Robot Design, Dynamics and Control (RoManSy2020)の国際会議を開催してきました.
 2023年11月には,日本IFToMM会議が中心となってIFToMM World Congressを東京で開催します.この会議は世界組織IFToMMの最大のイベントであり,4年に1度開催されるものです.世界中から多くの研究者が参加し,様々な研究発表がなされます.是非,ご参加ください.
 日本IFToMM会議や世界組織IFToMMには高度な専門知識と豊富な研究経験を有する研究者が集まっており,様々な国で開催される国際会議などでそのような研究者らと有意義な議論ができます.皆様のご参加をお待ちしています.

日本IFToMM会議実行委員長
小森 雅晴
京都大学



3.会則

日本IFToMM会議会則

第1条(名称)
 本会議は日本IFToMM会議と称する. 本会議の英文名称を Japanese Council of IFToMM (略称Jc-IFToMM)とする.
第2条(事務局)
 本会議に事務局を置く.
第3条(目的)
 本会議はInternational Federation for the Promotion of Mechanisms and Machine Science (IFToMM) のわが国における諸活動を行い,国内におけるこの分野の発展をはかることを目的とする.
第4条(事業)
 本会議は次の事業を行うものとする.
1.IFToMMの事業に関する連絡,IFToMMへの意見,提案
2.IFToMMの学術講演会の発表論文の推薦
3.機関誌MMTの共同購入,投稿案内
4.全世界のIFToMM会員の相互の紹介と連絡
5.国内における講演会,シンポジウム,講習会,研究発表会の開催
6.その他,会の目的に沿う各種事業
第5条(会計)
(イ) 本会議の維持は会員の会費による.会員は毎年3月末日までに次年度の会費を納入しなければならない.
(ロ) 会費の額は総会において定める.
(ハ) 本会議の会計年度は毎年4月1日より翌年3月末日までとする.
第6条(組織)
(イ) 会員は個人会員および賛助会員の2種類とする.賛助会員は本会議に対する代表者1名を置く.
(ロ) 本会議に下記の委員および会計監事を置く.委員および会計監事の任期は原則として2年とし,再任を妨げない.
1)委員長 1名 会を代表し会務を総括する.
2)副委員長 3名 委員長を補佐し,必要のあるときは委員長の業務を代行する.
3)幹 事 2名(一年ずれ) 会議の運営,事業の企画・実行の庶務を統括する.
4)実行委員 30名以内
(移行期間を設ける)
会議の事業の企画・実行などの会務を処理する.
5)会計監事 2名 (一年ずれ) 会議の会計を監査する.
(ハ) 本会議の運営に貢献の著しい個人会員に対して,日本IFToMM会議フェローの称号を与える. 日本IFToMM会議フェローは実行委員会の推薦に基づき,総会の議決をもって決定する. 日本IFToMM会議フェローは実行委員を務めることはできない.
第7条(総会)
(イ) 本会議の最高決議機関として会員全員による総会を原則として年1回開催する.
(ロ) 総会の議決は出席者の過半数により行うものとし,可否同数の場合は議長がこれを決定する. ただし,賛助会員の議決権は個人会員と同じく1票とする.
(ハ) 総会の議長には委員長が当るものとする.
(ニ) 総会の付議事項は下記のとおりとする.
1) 実行委員および会計監事の選出(2年に1回)
2) 会費額の決定または変更
3) IFToMMへの拠出金の決定
4) 予算および決算(毎年)
5) 日本IFToMM会議フェローの選出
6) 会則の変更
7) 会の解散
8) その他会の運営に関する重要な事項
(ホ) 上記付議事項のうち,会則の変更および会の解散には出席者の3分の2以上の賛成を必要とする.
(ヘ) 総会から次の総会までの間の会の運営は,委員会が責任をもってこれに当たるものとする.
第8条(入会および退会および会費の規定)
(イ) 本会議に入会するには,入会申込書に会費1年分を添えて申し込むものとする.
(ロ) 退会するには書面をもってその旨申し出ることとし,その際既納の会費は払い戻さない.
(ハ) 会費の滞納が1年以上におよぶ場合は,会員資格を失う.
(ニ) 海外在住者は,実行委員会での承認の上で会費の支払いを免除する.

附 則
 本会則は2016年7月30日改定,同日より施行する.

以上

4.ロゴマーク
 2003年度総会において下記のマークを日本IFToMM会議の公式ロゴマークとして決定しました. このロゴマークは東京工業大学工学部機械知能システム学科4年 池田 拓郎 氏のデザインによるもので,Japanese Councilの頭文字J,Cで実った林檎を表し,IFToMMとの国際連携により,この工学分野の新しい果実を産むという目標を表現しています.
ロゴマーク

日本IFToMM会議ロゴマーク